Nの決断① | 1000年生きる【休憩中】

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だから花火に行きたいんだってば。

Nの決断①は、どう考えても一緒に住むことを決断したことだ。

当時うちは越後屋ビルという、市役所横にすんでいた。

ドアを開けたらすぐ部屋の、バス・キッチン込みで35000の部屋。

ちなみにアンテナがなくてNHKしか映らなかった。

大家さんに自転車の止め方が悪いとブチぎれされたのが原因でマジで引越しを考える。

それまでにもいろいろいざこざはあったのだけれども。


そんな中、飲み会があって同居人、

というか当時は同居人ではなかったけれども、

同居人の家へ向かう。

そのとき、めちゃめちゃ仲がよかった、というわけではなかったかもしれない。

でも、一緒に住むことになった。ノリで。

いつのことだか正確にはおぼえてないけど、確か、夏だった。


ぼちぼち家探しを始めて、待ち合わせして体育館横の不動産屋にいった。

紹介してもらった物件は5件。

来たから順番に連れて行ってもらって、最後に案内されたのがNビル。


ドアをあけて中に入る。


まず大きな玄関と、目の前に独立したお風呂と洗面台とトイレ。

左手に10帖のリビング、さらに奥に8畳の和室。

右手に同じく8畳の和室。

ここに住むことはすぐ決まって、部屋割りはくじできめた。



引越しは12月末。

とりあえず自分が先に引越しした。

引越しのトラックが来て、荷物を搬入してると

大家さんが飛んできて、『あなた、引越しされるんですか?!』といふ。

てっきり不動産屋が連絡してると思ってたので、

直接は言ってなかったからかなりおどろかせてしまったようだ。

もう運び出してしまったものはしょうがないからと、

ごみを運ぶのを手伝ってくれた。